livehouse〜vol.∞〜ライブ予定,閲覧
お題
水槽の一日で御座居ます
(タニシ2とタニシ3の投稿で、一番上にある3行分のスペースは消さないでおいて下さいな。)



(MC)

魔導:さて、ドドンパ!といわんばかりの勢いで聴いて頂いた訳ですけども。
鹿賀:何かこう、最近の自分を見てる感じがするね。うん。
田螺:ところでさ、新年迎えたんだしさ、何かこう目標みたいなのを掲げてみない?なんか味気ないじゃん。
鹿賀:新年ねえ。うーん。新年ねぇ。
魔導:僕はとりあえず、アレだね。ええ。水槽の一日をそろそろ確立しやがれと。
田螺:何かもう、凄いマジメちゃん丸出しな目標ね。もっと砕けていこうじゃないのよ。
魔導:だってそろそろヤバいでしょうよ。スタイルブラブラ揺れまくりよ?自分らが何なのかが解んないじゃん。
鹿賀:いやアンタのその例えの方が解らんから。
    ・・・まあ僕もそんな感じに考えてるんですけどもね。
田螺:マジメちゃんの集まりかよ此処。「腐った薬」とか「乱れた身体」とか歌ってるのにさあもう!
    それはそれとして、僕はね、今年は過去を捨てる覚悟でやっていこうと思うんですけどもね。
魔導:似たり寄ったりだなウチら!超無個性!
田螺:今の自分らがあんのは過去があるからだけど、いつまでも過去にしがみ付いてたら駄目だと思うわけよ。
鹿賀:ああ、それは解るねなんとなく。
田螺:つうことで、僕は常に流行に流される様な新しい感じでやっていこうと思うの。
魔導:それこそブラブラ揺れまくりスタイルじゃないかよ!
鹿賀:だからその例え解んねぇって!

田螺:・・・さて、それはそれとして。
    今の僕らの名声つったらアレですけど、そんな名声があるのは
    この作品たちがあったからなのかもしれません。
    それでは聴いて頂きましょう。『ALONE』から続けて一気にどうぞ。



<ALONE>

夜明けの街の中 君の残像 探し彷徨った
誰も居ない都会の谷間
もう戻れない日々を知ったばかりだった

無の時がそっと肩を揺らす
時は過ぎ 大人になって真実を知る
彷徨って 見失って 君が嫌いだ

伝えきれない 忘れゆく記憶 そっと抱き締めて

ありふれた言葉で 遠まわしのサヨナラ
君に費やしてきた時間を リセットしたつもりだった
ありふれた言葉も いつしか涙に変わっていく
交したお互いの手が 霞む街に消える
気が付いたときにはもう Time is gone


君は遠く 人混みに溶けて視界から消えた
ざわめきと喧騒の風の中
懐かしさと踏み出せないためらいが 過ぎっていく

想い出も蜃気楼も 何もかもが幻 認めたくない

ありふれた言葉で ずっと切り出せなかったgood-bye
強がりだけを並べて ひねくれたこの愛情
ありふれた言葉が 僕の心 引き裂いて消えた
通り風に流されていった 君の声も
もう僕には関係無いんだ、と Time goes by


傷を作っては 舐め合って
決して膿む事の無い傷が増えていた
涙の意味も知らない 残っていたのは
癒えない 満たされない
Something hurts hearts
Time is gone by


ありふれた言葉並べて 必死の抵抗のはずだった
霞んだ視界に 現れる事の無い残像

ありふれた言葉じゃ 飾れない想いの塊
重ねてきた過ちも 認められず立ちすくむ
ありふれた言葉も いつしか涙に変わっていく
交したお互いの手が 朝焼けに消える
独り風に吹かれたまま Going by alone



<裏道>

君と歩いた道は、今
残ってるかな
もう忘れただろうか
あの日々 あの時

あの場所で、あの声に
振り向いてみた
まだ覚えていたみたい
君の声

あの時

まだ夢も見ていられたはずだった
空見上げられていた
今 夢さえも見失って
君 見つからなくなった
どれだけ失えば気が済むんだろう

今 僕はこの裏道で一人
小さな空、見上げているよ
君の残像 探していたら
ここに迷い込んだ もう君は幻


君のこと、僕はずっと
覚えてるかな
二人 笑っていた
あの日々

あの頃

もう思い出でしかないんだと
時はもう過ぎたと
今 振り向いてばかり
前 見つめられなくなった
小さな一歩を踏み出せずにいる

今 僕はこの裏道で一人
狭い空、見上げているよ
君の逆光 辿っていたら
ここに迷い込んだ

今 僕はこの裏道で一人
小さな空、見上げていたよ
僕の理想 追い求めていたら
何もかも失った もう君も幻


今 僕はこの裏道で一人
君のこと、忘れようとしているよ
思い出でさえ 痛みでしかない
ここに迷い込んだ そんな今は

この裏道で一人
君のこと、忘れられずにいるよ
君の残像 もうないけど
いつまでも 消えぬ幻



<lamp>

「ここはどこだ」 自然と声に現れる
自分の道を失った迷い人 ぼやく 叫ぶ

「誰でも失うものは必ずある」と
君は格好付けたこと 自信無さげに語ってた

辿り着く先が前人未踏の 暗闇の中だったとしても
決して遅い道程じゃない 無駄な日々じゃない
何か糧になるはず そう信じないとやる気出ない?

灯りに頼りすぎてた 自らの道を選べない
今もまだ幾千にも伸び続ける 真っ黒な道

まだ己の愚かさに気付かなかった 気付けなかったのかもしれない


「探し物は何ですか」誰かがこう言っていた
誰にも分からない物が 唯一の探し物

「これが望んでいた現実じゃない」
贅沢を言っていられる程の余裕なんて 誰にも無い

迷った今だけが 僕らにに与えられた現状
逃れようなんてできない 結局誰も裏切ることできない
逃げ道も塞がれた 記憶から即座に消された あぁ

灯りを失ったのなら 僕らはどうするのだろう
このまま立ち尽くすだけが 一番簡単な事

灯りが照らす道筋が今 最後の命綱、頼り
これ程大切なんだって事 ここにいなかったのなら

この先ずっと気付けなかっただろう 気付こうとしないだけかもしれない


もう駄目みたい だんだんと見えなくなってきた
ゴメン もしかしたら何かを失うかもしれない 失わせるかもしれない


灯りに頼りすぎてる それは今も変わらない
結局は終わる道筋 でも真っ直ぐ道を辿ってる

灯りを片手に持った そろそろ暗さに慣れてきた
それでも何かが少しずつ 薄れ始めてる気がした

灯りと共に消えかける 僕の何かが分かった
ゴメン 失わせるかもしれない 僕はきっと失うのだろう

そして失った命のランプ 共に消えて失くなった灯り ランプ



(MC)

鹿賀:いやあ、この頃はまだ丸かったのね。
田螺:今がどんだけ変わったのかが手に取る様に解る。
魔導:如何なんですかね、皆様の目には僕らが如何映っているのか。
田螺:結構態度デカくなっちゃってるけど、根はだいぶ小心者なんですのよ僕ら。
鹿賀:誰のせいだか、その態度のデカさ。
田螺:・・・そんな最近のスタンスが一気に晒されていくことでしょう。それでは、続けてどうぞ!



<影絵デザイン>

誰かの影を切り取ってみましょう
貼り付ける前に消してしまいましょう
生きる全ての者が不要だとしたなら
影だって命だって、要らないんでしょう?

切り裂いて仕舞え、生かしてあげましょう


閑散とした街並で淡々と伸びる夕日
赤い色に滲んだ 普通の目で見た瞬間

騒々しい街並で昏々と彷徨う身体
陽の色に滲んだ 異常な心で感じた時間

街の声 うざったい

誰かの影を切り取ってみましょう
貼り付ける前に消してしまいましょう
生きる全ての者が不要だとしたなら
影だって命だって、要らないんでしょう?


影残して姿消して切り裂いて仕舞いましょう、そして舞いましょう



<ギロチンフェスティバル>

信じることは愚かだと教えてくれた
そう云って消えていった
皆僕に同じ言葉を吹っ掛けながら
素敵な嘲笑いを残してくれました

僕って、そんなに、単純?

見えない場所で笑って
目の前で人格作って
そんな作られた人に僕は
長い間騙されていたってことですか?
捻じ曲がった可哀想な人ですね

君は僕を斬りました
飛び散る涙を見たかったのでしょう
心に刻まれた切断痕に残されていたのは
君に対する憎悪しかありませんでした
君は僕を切りました
全部忘れてしまいたかったのに
記憶に残った裏切りに縛られ続けて
信じるトラウマに冒されたんです


ギロチンフェスティバルは終わらない



<インキーライフ>

ほらまた憂鬱な日の始まりだ どうせ何も変わらない
過去が影と重なって陰になって もうどうしようもない
やりたいことばかりやり続けていたら、過去が消せなくなった
計画性はお大事ね 紙に染みたインクみたいね
インキーライフ

同じ失敗ばかり残っていた 足跡だらけの黒い道


ほら来た憂鬱な時間の波が どうせ耐えられるはずない
野暮な抵抗して砕けたって もう何もできない
消せない過去ばかり引き摺っていたら、陰しか見えなくなった
前向きだとかおカンムリね 何をしても消えないみたいね
陰気ーライフ


こんな日々が素敵でした 何も知らなければもっと素敵でした
記憶さえ消せたら、過去さえ消せたら、存在消せたら、
トラウマに支配された体は今も、腐敗していきます
インクの匂い
腐敗臭、病み付き、快楽――――――――――

光を忘れたヒッキーライフ
イラナイ物切り捨てて、
開きーライフ 直りーライフ
好きに生きられないし、
思いーライフ 通りーライフ

記憶が記録されていったら いつか全て爆発してくれたら
現実なんておサラバね 紙なんて破き燃やしてね
過去なんておサラバね インク切れでお気の毒ね

インキーライフ



<快楽実験>

今から実験を始めます
この実験室を、血で染めましょう

手首と刃を用意して下さい
手首に刃を当てたら 始まり、始まり
快楽実験の始まり
・・・本当の快楽って何なんですか?

乗せた刃先 もしかして怖いですか?
快楽実験に失敗などありません
どんな痛みも苦しみも全て 快感に変えてしまうのです

嗚呼 神様、私を生かすのなら 神経の全てを取り除いて下さい


暗い部屋の中でただ一人
暗い密室でただただ虚しく高笑い
快楽実験始めます
・・・こんなに 笑ったの 初めて・・・

滴る血 気絶しそうなんですか?
快楽実験に抵抗など要りません


始めましょう、さあ
カットインの瞬間 夫婦初の共同作業です
この実験室を、赤く染めましょう

嗚呼 神様、私を殺すのなら 過去の過ちを忘れさせて下さい


サク


無意識で傷つけて
快感のために傷ついて
一瞬の憂鬱でさえ
全て壊してしまいたい

「これが望んでいた感覚―――――――――――?」

ねえ もっともっと!もっともっと!
赤い遊びを見せてよ!
こんな子供の僕にもっと!もっと!
赤く赤く遊んでよ!
アイデンティティ取り戻させて下さい
アイデンティティ取り除かせて下さい
アイデンティティ取り払わせて下さい
アイデンティティ僕のアイデンティティ、

アイデンティティが全てを壊す?

この抜け殻の僕を、誰も誉めてくれない―――――――――――。
これだけの根性を、誰も認めてくれない―――――――――――。

みんなで仲良く手を繋いで遊ぼう?
ナイフ片手に仲良く遊ぼう!
血祭り血花火、ホラ、楽しそうじゃない!

「全て消えてしまえばいいじゃん!切断実験で断絶生命!」


嗚呼 神様、私を許すのなら 生まれ落ちた罪をお裁き下さい


飛び散る、この血しぶきはまだ
生きている証拠なのですか
飛び血る、この血しぶきはまだ
生きている証拠なのですね
神は私を生かしたのですね


快楽実験、成功です



(MC)

鹿賀:・・・ああ、割と最近無理してんだね僕ら。
魔導:極論だけど、今の流れでだいぶ雰囲気変わった気がする。
田螺:ね。だってもう既に過去捨ててる感が出てるしね。
鹿賀:・・・さて、そんな空気は取っ払ってどんどん行きましょう!そろそろ終焉が近付いて参りました!



<mirage hand>

この手から君が離れたら 一瞬で消えていった
ねぇ 姿見せておくれよ 言葉にならないまま 消えていった

君の残像は 一瞬で 僕を 変えた はず
君の残像が 一瞬で 形を 変えた

蜃気楼の見えないこの場所 風も時も僕を避けて通り過ぎる
一瞬の儚さに佇む僕は 何を見失った
現実の見えないこの時間 風が時を切り裂いて通り過ぎる
一瞬の虚しさに 僕は ただ嘆くだけだった


この手から君が離れて 静かに振り返ってみた
ねぇ 見失わせないでよ 何も残らないまま 立ち止まった

君の残像は 一瞬の 時に 消えた



<ブルートレイン>

静かな夜、肌寒い風が吹き抜ける部屋
気怠いまま動けない 僕はずっと眠っていたいから

考えすぎて抜け出せなくなる、解っているつもりでいつも
安らぎを探そうとして遠ざかる、全て苦痛になる

夢に見た遠い場所まで僕の意識を飛ばして
せめて引きずってきた過去を忘れさせて欲しい
憂鬱に落ちたこの心は今も沈んでゆく
ブルートレイン 今はまだ眠りの深くにいたい


騒がしい夜、降りしきる雨が耳に響く部屋
僕はまだ気怠い 外の世界には安らぎがある?

疑いすぎて壁を作ってしまう、気付かぬ間にいつも
記憶が残していった傷跡、僕は何が出来る

見たことのない遠い夢まで僕の記憶を消し去って
雨上がりの眩しい空でさえも忘れてしまっていた
憂鬱さが付きまとってまだ抜け出せずに
Blue と Rain ずっと僕を眠らせておいて、このまま


今日も憂鬱は走り出す



<水面花>

僕と君との間に少し...
小さな躊躇い

僕と君との間に少しでも
永遠の誓いが
存在してるのでしょうか


飛び込んだ河の中ふたり
永く永く、ずっと側で話したい
いつかふたり命を忘れて
水面下 共に眠る
水面下 ふたり花を咲かせよう
何時までも永く、枯れることのない様な...

命の花

水面下に咲く花 ふたり
深く深く、沈んでしまった身体は
いつかきっと記憶と共に
時の中、ただ腐っていくのでしょう
何時までも永く 安らかな時を刻む眠りの様に

心の中に咲いてた花
ふたりが選んだ心中の先に咲いた

僕らの水面花



<ホシ>

ただ
再会の刻へ迫ってゆく時間は
記憶から消えるでしょう

星の輝きを眺め思い出を探していた
ただ脆い日々を 忘れゆく想いに重ねるだけ
空を見上げれば それは虚しさで満たされて
君の形さえ見失う


届かぬ声は 夜に落ちて
消えてゆく運命に支配されて
嗚呼 愛しさの意味を教えてください、と
心の中でただ繰り返していた 君を失くしてから

今空を舞う星になる


君の光に近づいて、薄れる記憶感じた
取り戻せない姿 追いかけてた、蜃気楼の様に
空に光る小さな星 君の側で寄り添っていたい
離れていた時間を埋めよう

空に光る小さな姿 君の側で寄り添っていられる
彷徨う魂の再会だから


ずっと、ここにいよう
ずっと、ここにいよう
最期はもう過去の話だから



<冬の日>

乾いた風に吹かれながら僕は家路を急ぐ
気の抜けた身体は風の後押しを
待ってるだけで、もう歩けなくなって

停電した正夢を見た
これ以上、失うのは怖いんだ
僕に残された無機物たちは全て火葬してしまおう

色褪せた街並みと 滲む僕の景色
意味も無く流す涙があるなら
枯れるまで全て流してしまって、
悲しみからずっと逃げていたいんだ

あの日の様に笑えない 上の空の僕
無理になってすぐ立ち止まり、背後をただ眺めていた
過ぎ去った思い出が
全て傷跡に変わり
刻んだ左手には何も残らなかった冬の日


追い掛けていても辿り着けない
僕に見せた温もりは建前?
残された日々は無意味だから全て見送る方がいい

青ざめた黄昏と 霞む意識の中
歩き続けてる、記憶に無い道を
気付けばボロボロになってしまった、
思い出からずっと目を逸らしたんだ

かじかんだ両手で握り締めた幻
影になって消えていった 夕暮れにただ伸びていた
捨てられない思い出が
僕の中で腐っても
きっと僕は気付かぬまま、眠りに沈む冬の火


現実からずっと逃げていたいんだ


寒い日見た雪の道 もう埋もれた足跡
無理になってすぐ立ち止まり、この先をただ眺めていた
消え去った思い出が
温もりに変わるなら
空見上げて笑っていたい、あの日を思う冬の日



<枯葉散る>

歩道の上で影が埋め尽くされる
時は夕闇 巡る足は止まらず
こんな黄昏、見ていられない
空虚な心で感じても、何も見えないけれど

あの日、見てた今は皆が笑っていた
時は僕にだけデジャヴを見せてくれない あぁ

それでも無情に枯葉散る
終りを告げる風に委ねて
本当にこのまま終ったなら
望み通りだったんですけどね


長い道のり、影が途切れていく
明日は暗闇 薄く霞む向こうで
どうやらもう既に、消えていたみたい
誰も気付かない事、人混みにまみれている

あの時、見てた今は皆が笑っていた
僕は過去にただしがみ付いてるだけですか?

それでも非情に彼は散る
終りを告げる風にさらわれ
誰の記憶の奥底にも
彼の姿は生きていない


ずっと永遠に枯葉散る
虚しい喧騒を掻き消して
このまま昇りきれなかった魂
彼は共に腐っていく

全て望み通りだったんですけどね



<オカエリナサイ>

夜明け前
鈍いアスファルトに足跡残した
いつもと変わらぬ日に、いつもと変わらぬ道に
閉ざされた僕の玄関の向こうで、
「遅かったね。」 写真の君が手を振っている

何の変哲の無いただの平和な二人だと信じていた

夜明け前
狭いアパートから街を眺めた
いつもと変わらぬ目で、いつもと変わらぬ顔で
静まった僕の記憶の片隅で
「遅かったね。」 遠くで君が僕を笑っている

何もかも全てただの無情な愛情でしかなかった?

そのままで
いてくれたら――――――――

君を追いかける勇気が無いから、僕はただ今を生かされている
忘れなければならないことだってあるんです
全て、僕が弱いからなんです
君が風になっていったあの日から、僕の部屋が少し広くなった
認めなければならないことだってあるんです
全て、僕のワガママなんです

だけど それが現実だから


夜更け前
狭い部屋で眠りに落ちた
いつもと変わらぬ体、いつもと変わらぬ心
疲れることを忘れた僕に
「おやすみなさい。」 目の前に君が浮かんでくる

こんな生き方しか出来ないなら何の意味も無い?

この場所に
いてくれたら――――――――

僕を置いていった君がいないから、僕はただ虚しさに溺れている
離れなければならないことだってあるんです
全て、君がいたからなんです
僕が君に依存しているこの場所から、僕の明日は見えるだろうか
手放さなければならないことだってあるんです
全て、君の抜け殻なんです

「だから もう帰りたくない。」


気が付けば毎日、そんなこと呟きながら
今日も君のこと忘れようとしていた
冷たい風に吹かれて家路を急いだら
僕の息切れが街に響いた

そして今日も待っていたんだ
君の言葉、僕の中で繰り返した

「おかえりなさい。」
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