livehouse〜vol.∞〜ライブ予定,閲覧
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タニシ
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がんばろうぜ

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歌(歌詞)
 ↓
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を何回か繰り返すだけ
長さとか、任せるよ

山神:うわ、うわ、ライブだって。マジすか。
   緊張しますけど……あ、マイク入ってなかった。

西園寺:普通さぁ、曲から入るもんなんじゃないの?

山神:……何?

西園寺:普通、MCは曲間に入れるもんなんじゃないの?

山神:……………普通になんかやってて、何が面白い?
   俺達は、俺達なりの、ライブをしようって話でしょうよ。

西園寺:MCから入るライブの方が面白くないと思うけども。

山神:黙れや!

西園寺:……………。



石田:えーっと、停滞前線と申します。
   1年前くらいにフリーで活動し始めまして、今はCBMという事務所で活動しています。
   熱唱企画等ではあまり日の目を浴びてはいないのですが、活動は続けております。
   僕、石田をリーダーに、ギターの西園寺、ベースの望月、そしてボーカルの山神。この4人でですね、
   地味ながらも、少しずつ活動しております。

山神:イエー。

望月:……………。

石田:この世界では数少ないビジュアル系バンド、なのではないでしょうか。
   たまに敬遠されることも有りますが、そこもまぁ、良い刺激になっております。
   何で敬遠されるか、って言いますと、自分で言うのも何ですけど、非常に独特な感じだからなんですが。
   少しアクが強いのかもしれませんね。よくわかりませんけども。

山神:強気で行け強気でー。

石田:じゃぁ、その。とりあえずこれを見れば「どんなバンドか」わかるかな、と言うのが有ります。
   是非、見やがれ!!

山神:ヒュー!!










「吐血」  作詞・作曲/山神ジョニー


ああ、神様。
とうとう僕を、殺してくださるんですね。
ねぇ、神様。
とうとう僕に、裁きを与えるんですね。

血を吐いた僕は、この3年間。
どうせ死ぬ、と見切りをつけて、
非道な生き方してきました。ねぇ神様!
早く殺して!ねぇ!僕を、地獄に落としてよ!

早く!早く殺して!
どうしようもない僕を!
早く!早く殺して!ねぇ!殺して!



車道にフラフラ、狂った歩幅。
さぁ、神様、どうぞ。ほら、早く。



うふふふふ。
えへへへへ。
ヒハハハハハ。
ギャッハッハッハッハ。
あーっはっはっは。
いっひっひ。
ウッフッフッフッフ。
へへへへへ。
キャーッハッハッハ。
あははははははははははははははははギャァァァァァァァーーーーー!!!!










石田:「吐血」でした。ありがとうございました。

山神:歌詞に興すと短い曲なんですねぇこれ。

石田:あの、俺達も、普通の曲だって有るんですよ。
   本当。これはちょっと「停滞前線入門」?みたいな。そんな偉そうなモンでも無いですけど。

山神:入門がこれって何だろうねぇまったく。

石田:ねぇ本当に。
   ラブソングだってあるんです。まぁ、失恋ソングと言いますか。
   こう、ねぇ。あの、何かそういう感じのヤツも有るんですよ。

山神:強気で行け強気で。

石田:あの、ね。本当に。そういうのも是非見てもらいたいんで。
   とっととご覧になりやがれ!!

山神:ヒュー!!










「恋愛ノイローゼ」  作詞・作曲/石田実篤


君によく似た景色の夢を見た。
青くて、青くて、青い空。
たった一本の飛行機雲が、
全てを切り裂いてしまった。

ふいに怖くなって、悲しくなって、
目を開いてみて、まず見えた、
君がくれたセンスの無いマグカップ、
床に叩きつけ、割った。

息を、荒げて。

君を思うとイライラする。
無性に腹が立ってくる。
でもそれはきっと、自分自身の、
情けなさに対しての怒りだろう。
わかってはいるが止められない。
君を思うと込み上げる嗚咽、涙。
それが君のための涙かどうかは、
よくわからないのだが………。

出会わなければ良かった。
涙しか残らないのなら。



街の明かりが霞んで見える。
ぼんやりとした僕に同化する。
ふいに聞こえた踏切の音に、
目眩を感じヒザをつく。

ふと気がつくと、平穏だった、
「君と」が終わった、あの日に重なって、
乾いたアスファルトにポタリと冷たい
弱音を、こぼした。

胸を、押さえた。

君を思うと切なくなる。
心痛むというか何というか。
もう終わってしまったあの日の君に対しての
恋を今更………?
情けない感情などは要らない。
街の明かりの弱さに負けていた、
僕をどこかに隠してしまいたいが、
それがまるで出来なくて………。

出会わなければ良かった。
涙しか残らないのなら。



あの日のことが忘れられず、
どうしても込み上げる涙。
思えばあの日が、僕の病気を
作り上げてしまったんだ………。

君とのさよならによる後遺症。
何を見ても君を思う病。
君との恋がもたらした、
恋愛ノイローゼ。

いつまで背負えば良いのだろう………。
でっちあげの君への憎悪、割れたマグカップを。
情けない僕への嫌悪、濡れたアスファルトを。



出会わなければ良かった。










西園寺:「恋愛ノイローゼ」でした。

山神:これはあの、何かね。とっつきやすいかなぁ、なんて。

石田:まぁ、そうかもしれないな。
   悪い意味で普通なのかな?

山神:ううーん。
   ………あと何か、説明にちょうどいい曲有ったっけ?

石田:説明………あ、あれは?

山神:ああ。あの、エロいヤツ。

望月:……………。

西園寺:じゃぁアレで締めちゃえば良いよ。
    …というかセットリスト考えておけよ。

山神:良いじゃねぇかよ。フリーダムだよフリーダム。

石田:じゃぁもう、やっちゃいましょうか。
   エロいヤツです。終わりやがれ!!

西園寺:………だんだん適当になってるじゃないか。










「夜」  作詞・作曲/石田実篤


朝日は腐り、温度失い、
今日も、夜を迎えます。
星空を見上げ、ひたすらあえぐ、
いつもと、同じ夜。

寝静まる色彩と、冷たすぎる風。
すべてをその体で、感じ続けます。
名前も顔も知らない、昇る満月に、
すべてを委ねるのです。
いつもと変わらない、夜。

いつからですか?
どうしてですか?
どこからですか?
間違いですか?
いったいなんで?
どうしてわたし、
こんなに、なってしまったの?

上目遣いと、性感帯で、
いつもの夜を遊びます。
道無き道が、光を浴びます。
月明かりに照らされて―――。



「間違いですね、こんな感情。
 されど助けが来ないのです。
 うずまってしまうしか無いのです。
 偽りの道に」



冷たい風と、暖かい鼓動。
いつも、わたしを惑わせる。
月夜に散った、わたしの理性、
風が、運びます。

絡みつく運命と、汚らわしい肉体と。
光の無い夜だから、区別がつかなくて。
間違った感情を、おしつける虚無感に、
答えは見当たりません。
いつもと変わらない、夜。

助けは来ない。
どうしてですか?
助けて欲しい。
間違いですか?
暗闇の中で、届くのは、
あえぎ声だけですか―――?

冷たい風と、暖かい鼓動。
いつも、わたしを惑わせる。
月夜に散った、わたしの理性、
風が、運びます。



朝日は腐り、温度失い、
今日も、夜を迎えます。
星空を見上げ、ひたすらあえぐ、
いつもと、同じ夜。

いつもと、同じ夜。
いつまでも、変わらない。

流れ星、受けとめる。











石田:ありがとうございました。

山神:停滞前線でした。帰れ!!
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